2カ月でなんと骨折2回!崖っぷちカーセールスライターの左手ブログ!

もう、車業界に身を置いて、22年になります。「カーセールスライター」というのを最近始めて、もう20数件のお仕事をさせて頂きました。ですが、7月に右足かかと粉砕骨折、10月1日に右肘開放骨折。セールスライターであり、現職の職人でもあり、車業界20年にして最大のピンチを迎えた最近、始めたブログです。こののび太のような状況を笑い、車業界などの話しを中心に楽しんで下さい!

お客様に対してのアメニティ、大丈夫!?

私のクライアントであるカーショップが、

最近トイレを改装しました、、。

 


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わざわざ店内のトイレ周りをリフォームしたのです、、!

 

トイレの床張りも、壁紙も含めて一新しました。

 

最近私も、自宅のトイレの改装を考えていたので、興味津々でクライアントに聞き入りました、、。

 

トイレ本体は、TOTOの最上級モデルです!

 

なんと、便座も蓋も、全て自動で明け閉め出来ます、、!

 

私も、トイレのメーカーやモデルをリサーチしている為に、分かるのですが、

 

TOTOのこの最上級モデルは、本体だけでも30万はするはず、、。

 

正直、クライアントのカーショップは、大手中古車展示場の様な規模はありません。

 

それなのに、なぜこんなにも贅沢なトイレを設けたのか!?

 

しかも、トイレ本体だけではなく、床張りや壁紙まで一新。本当に高級ホテルの様なトイレルームです、、。

 

クライアントに理由を聞きました。

 

で、その回答はと言うと、、、

 

「もっと女性客に来店して欲しいから」

 

だそうです、、。

 

そうです。「トイレは店の鏡」とも言いますしね!?

 

以前、別の知り合いのカーショップは、事務所であるプレハブの横に、据え置き型の簡易トイレBOXを置いていました、、。

 

そう、水洗でない、溜まったら汲み取りに来てもらうタイプのトイレ…。

 

しかも、知り合いはトイレ掃除もろくにしなかったので、汚いわ、臭いわ、、。

 

男の私でさえ、トイレは近くのスーパーまで歩いて行ってました、、。

 

やはり、トイレが汚いと、客足が遠のくものです…。

 

ここは、「トイレを最上級の物にして、お客様をもてなす」というクライアントの考えは正しいでしょう。

 

特に女性客にとって、トイレがキレイなだけで嬉しいものです。

 

更にクライアントは、近々トイレの横に、「パウダールーム」なるものを増設するそうです、、!

 

カーショップの展示車両が、タントやN-BOX などが多く、女性客が多いからですが、そこまで考えているとは、脱帽します、、。

 

「本当は、ベビールームも作りたい…」

 

もうお手上げ、、。さすがにここまでお客様の事を考えているカーショップのオーナーはいないと思います。

 

これほどお客様の事を考え、寄り添った環境を整えているカーショップであれば、これからも地域で長く経営していけるのではないでしょうか??

 

地域の行事や祭りにも積極的に参加し、すっかり地域に溶け込んだ様子のクライアント。

 

「別に車の事は関係なく、地域の皆様には、トイレを借りに寄って頂いても結構です!」

 

なんとクライアントは、こんな事をチラシに書いて、地域に配布したのです、、。

 

凄いな~、の一言です、、。

 

車の売り込みは、全くせずです…。

 

他の車関係の業者からは、

 

「何故トイレをそこまでキレイに!?」

 

「何故その事をチラシを撒いてまで、地域に広告するのか!?」

 

たくさんの問いかけや質問が来たそうです。

 

しかし、クライアントは周りの車業者にはあまり理由を説明していません、、。

 

説明しても分かる人も少ないだろうし、真似する人もほとんどいないと思ったからだそうです、、。

 

マーケティングの概念のあるあなたは、お分かりでしょうか!?

 

これも、立派なクライアントの、

 

「集客戦略」なのです、、!

 

今回の、トイレをキレイに改装した事を、チラシだけではなく、HPや、メルマガにもアップしました!

 

しかも、クライアントは、最新のエスプレッソマシーンまで店に導入したそうです。

 

もちろん、来店したお客様に、味わって頂くためです、、。

 

ちなみに、一般には100円で販売している様子、、(笑)立て看板もあります、、。

 

これは、クライアントの立派な

 

「アメニティ戦略」、、!

 

コーヒーを飲みに来ても良い。トイレを借りに来ても良い。まずはお客様を呼ぶ事に専念する、、。

 

そこからです、、車の話しをするのは、、。

 

しかも、クライアントは、そうして来店する人々に片っ端から車の話しを持ちかける訳ではありません、、!

 

あくまで、来店客側から車の話しをしてくるのを待ちます、、。

 

興味が無ければまたで良い。

 

何度か来店する度に、徐々に興味が起これば折を見て話しを持ちかける、、。

 

現に、よく店に水道を借りにくる近所の農家の方は、ついに先日クライアントのカーショップで軽トラを買いました、、!

 

今まで何度水道を貸しただろう?

 

そう言ってクライアントは笑っていました。

 

この信頼を築くのに、それはある程度年数はかかったとは思いますが、もうこの農家の方はクライアントの顧客です。

 

これが、自然な商売じゃあないでしょうか?

 

なるべく売り込みは避ける。

 

何度も顔を合わす度に小さな信頼を重ねる。

 

お客様にとことん寄り添い、どうすれば喜んで頂けるか考え抜く。

 

本題にはさりげなく、自然に入っていく。

 

これが上手く実現出来れば、そのお客様は今後あなたの顧客になります、、。

 

あなたのカーショップはどうしますか??

 

私のクライアントの様に、客層を考え抜いた結果の「アメニティ戦略」、進めてみてもいいのでは!?