まさかの「再検査」!の場合
— kamax 8430 (@8430Kamax) 2017年10月6日前回に引き続き、「ユーザー車検」をピックアップします。
一通り検査コースを追加して、どれかの検査項目に「×」が出た場合、どうすれば良いのか?いわゆる「再検査」です。
最終のボックスの検査官に、何が「×」なのか、どれだけの数値でダメなのか、聞きましたよね?
各項目によって、対処法をアドバイスしましょう。
〇「サイドスリップ」・・・もし、これに「×」が出たら、近くの予備検査屋さんにお願いしましょう。ご自分では無理だと思います。ロッドが固いので。モンキーに長い鉄パイプが必要です。
〇「ブレーキ」・・・これが「×」なら、もう一度検査コースに入って、思いっきりブレーキを踏んで下さい。サイドブレーキは思いっきり引いて下さい。それでもダメなら、諦めて後日出直しです。特にリアブレーキは、分解整備が必要な場合が多いです。整備工場で再度調整ですね。
〇「ヘッドライト」・・・事前に予備検査屋さんで調整しておけば、合格でしょうが、古い車などは仕方ありません。もう一回予備検査屋さんで調整し、もう一度検査コースに入りましょう。
〇「排ガス」・・・これも古い車は「×」が多い。しばらく動かしていない車も多いですが、検査場の端に行って、何回かアクセルを吹かしてみて下さい。それでもう一度検査して“OK”になる場合があります。ダメなら、エンジンや排気系に問題があるかもしれません。再度整備ですかね。
〇「灯火回り」・・・いわゆる、「玉切れ」というやつです。電球が切れている場合が多いので、交換しましょう。これは、再度検査コースに入る必要はありません。近くまで行って、検査官を呼びましょう。
検査項目で「×」が出るのは、以上でしょうか?それ以外に出る場合は、構造の欠陥か、改造車であるかもしれません。
もし「タイヤのはみ出し」などで不合格の場合は、その日に車検に受かるのは難しいです。普通車は何かフェンダーを付けて、車幅変更すればOKですが、軽自動車は絶対許してくれません。ごくたまに、ジムニーやパジェロミニで、はみ出しの大きなタイヤのまま車検に来ている人もいました。通る訳ありません。
再検査に並ぶ場合は、ハザードを付けて、上記の写真にある機械のボタンを押しましょう。その下に、再検査項目のボタンがありますので、その項目のボタンも押しましょう。
まれに車幅や全長が変更になって、構造変更になる事があります。検査官の指示に従って、「新規コース」に再度並ぶ必要があります。(書類も追加で買って、添付しないといけない)
合格すれば、いよいよ整備課、車両課に書類一式を提出し、呼ばれるまで待ちます。呼ばれて、書類が帰ってきたら必ず確認して下さい。特に構造変更した場合は、変更箇所がちゃんと車検証に記載されているか?
以上で、「ユーザー車検」の特集は終了です。よほどの改造車でない限り、ご自分で車検に来てみるのもアリですよ。過去3回に渡る私の記事と、国土交通相のHPで確認して、是非チャレンジしてみて下さい。何よりも安上がりですから。