「大失敗レター」からのスタート
— kamax 8430 (@8430Kamax) 2017年10月6日
やはり誰でも失敗はあります。特にマーケティングの世界では、「まず失敗ありき」の常識なのです。
これがなかなかクライアントには理解して頂けません。お金をかけて、チラシを撒いたり、広告を載せたりしたのに、反応がなければ怒られます。下のレターは、クライアントと初めて考えて出した、DMの原稿です。
「 拝啓 皆様いかがお過ごしでしょうか。季節の変わり目で朝晩も冷えるようになりました。お体をご自愛なさって下さい。
さて当店は、この程〇〇町〇〇丁目にオープンしました、
カーショップ 〇〇〇です。
代表取締役の〇〇 〇〇でございます。
当店は〇〇、〇〇といった車種を中心に軽自動車、コンパクトカーを多く取り揃えております。業界経験〇十年の私が責任を持って販売しております。軽自動車、コンパクトカーの事なら何でもご相談下さい。他にも、車検、修理、点検、鈑金塗装など、多種多様なご相談もお待ちしております。
つきましては、今週末の〇月〇日~〇月〇日までの期間、愛車無料点検を行いますので、お客様の愛車に乗って、お気軽にご来店下さい。抽選で5名様に、シャープのお車匂い番長、「プラズマクラスター 〇〇」を差し上げます。
そろそろ車検の近い方、お乗り換えをご検討の方は、お力添えさせて頂きますので、是非ともご来店下さい。
当店の整備内容は、〇十項目点検、及び〇項目は部品交換です。納車時に交換部品をお見せします。洗車はすべて「〇〇ポリマー洗車」を行っております。洗車も当店は一級品質です。他店には負けません。
この期間内にお車ご成約の場合は、「オイル交換永久無料」にさせて頂きます。ご来店を心よりお待ち申しております。
敬具 」
これが、私とクライアントが大失敗した
「セールスレター」です。私のブログを見て頂いている方は、どこが悪いのかお分かりですよね。
この原稿でチラシを10000枚用意し、広範囲の地域に向けてポスティングしました。
結果は、ご年配の男性が二人、来店されました。反応率は0.0002%です。クライアントが怒るのも当然です。しかも、一人はシャープのプラズマクラスターについて聞かれただけ。もう一人は一通り説明を受けて帰られました…。
次回、この大失敗したレターを分析したいと思います。今では、呑気に分析などと言っていられるのですが、そのクライアントとは、このチラシで激怒され、一度関係が切れました。関係修復に半年以上かかりました。
よくある車屋さんのこうしたチラシ、どこが悪いのか検討してみて下さい。