カーシェアリングってどうなの？
— kamax 8430 (@8430Kamax) 2017年10月6日最近話題になってますよね。
「カーシェアリング」
我々中古車業界にとって、
売れ行きを脅かす存在になりそうな予感。
でも、まだまだだと思うんです。
カーシェアリングなんて、まだまだ普及
していません。
都心部だけの話しです。
日本の7割以上の地域は、まだまだ車が必要です。しかも毎日。
毎日車に乗る人が、カーシェアリングなんか
しません。車を買って、維持します。
中には、乗ってる人と借りたい人とを
結びつける、カーシェアリングが
あるじゃないですか。
私は信じられません。事故したらどうするんですか？盗まれたら？
そのカーシェアリング会社が弁償するのですか？
「普段乗っていないので、乗ってもらって、小遣い稼ぎにもなって、満足です。」
本当に？その後、一回でも借り手に事故されたら、もうそのオーナーは、辞めると思います。
もし、路上に停めていて、駐車禁止の違反キップを切られたら？
車内でお菓子やジュースをこぼされたら？
私なら、友達に車を貸すのも嫌なのに、
カーシェアリングはあり得ません。
大手のタイムズやオリックスのように、
自社で車を確保し、
それでシェアリングするのは良いと
思います。
「乗らない人と、乗る人を結びつける」
何でも共有、シェアな現在。
サービスの聞こえは良いのですが、
犯罪や、悪用される可能性だってあります。
だって、例えば2~3日自宅を開ける時、
他人に家を明け渡しますか？
このサービス、我々中古車業界が
阻止しなければならない案件だと思いませんか？
駐車場代の高い、都心部にお住まいの方は、
タイムズやオリックスの
カーシェアリングを利用して頂き、
残りの7割の車の必要な地域には、
我々車業界の者がしっかりと
車を売りましょうよ！
「だって、今はカーシェアリングとか
あるじゃないか！」
それは、言い訳です。
都心部以外の方々は、
ちゃんと車を買います。
売れない言い訳にはなりません。
その土地土地でしっかりとヒアリングをし、
その地域のスーパーやホームセンターで
インタビューをし、
その地域の方々がどんな車に乗っているのか、チェックしてみて下さい。
これが、マーケティングでいう、
「リサーチ」 です。
さらに地域にチラシを撒いて、
地域情報誌に広告を載せて、
車に対して、
不満はないか？
不便はないか？
聞いてみて下さい。
そうすれば、本当にその地域の方が
欲しい車、乗りたい車が
分かってくると思います。
いきなり、
「ワーゲン専門店」 とか、
「ハイエース専門店」 とか、
あなたの得意車種を、その地域に
ぶつけてはいけません。
なぜかって？
あなたのカーショップを出す、
その地域に何の貢献もしてないからです。
その地域に店を出すからには、
その地域に貢献しましょう。
たまには地域イベントに参加し、
一生懸命協力しましょう。
いつの間にか、カーショップは
地域から孤立するようになりました。
地元の整備工場さんが、長くやれるのは、
地元に貢献しているからです。
もし、あなたが、その地域に、
「VIPカー専門店」や、
「ポルシェ専門店」
などのお店を出したら、
地域の人にとっては、
「あぁ、その車が好きなんだ、道楽か？」
「なんで私達の地域にそんなお店を
出したんだろう？」
って思うだけのことです。
広告やインターネットでお金をかければ、
遠い地域からもお客様が来るかも知れませんが、何台か売れて、毎回同じ人が店に遊びに来て、店の前の道路に停めるようになれば、
地域の人からすると、
「暴走族の集まり」
のように見えるだけです。
夜遅くまで道路を塞いでたまっていれば、
「早く潰れればいいのに」
と思われます。
こんなことでは、
もし郊外にも「カーシェアリング」が
来たら、地域のお客様を全部
持っていかれますよ！
こんな地域のニーズとズレがあれば、
売れなくて当然です。
その地域の人にとっては、
迷惑者扱いです。
自分の趣味を、自分の得意車種を、
地域に押し付けてはいけません。
遠方からのお客様を待つより、
その地域の人が欲しがる車を並べ、
地域の人に車を売りましょう。
マーケティングとは、
「本当に地域のニーズを聞き出し、反応のある見込み客と関係を構築し、その後でニーズをウォンツに替え、車を買ってもらう。
買った後も関係を維持し、さらに買ってもらう。」
ということです。
まずは地域の人が喜びそうな物を考えて、
無料で配って下さい。地域イベントでも、
祭りでも良いです。
仲良くなった人に、地域の車事情を教えて
もらって下さい。
こんな概念、ありましたか？
あなたの車趣味を、地域に押し付けてない？
