「残価設定ローン」って、どう思います!?
先日、同僚と話をしていた時の事です。
同僚が現在乗っている車は、平成25年式の日産セレナ。
当時の最上級グレードで、出たばかりのLED ヘッドライトが標準装備されています。
まだ走行距離は5万キロ未満、、。
そんな同僚のセレナがもうすぐ岐路を迎えます…。
もともと、同僚は現在の車を購入する時に、
「残価設定ローン」にしたのです、、。
そう、あの国産メーカーが得意な、顧客に新車を販売して、その後ずっと縛り続ける販売方法です。
3年、もしくは5年を目処に、車両販売価格の約半額を月々のローンで払わせて、その目処の時期に、そのままローンを払い続けて現在の車を乗り続けるか、もしくは契約時に指定した金額で買い取って、次の新車に乗り換えるか、顧客に選ばせるシステムです、、。
皆様、どう思いますか!?
これって、ほとんどのユーザーは、
「新車に乗り換える!」
って言うと思いませんか?
3年ならまだしも、5年も経てば現在乗っている車も古びてくる…。
一度や二度モデルチェンジをしていて、最新のモデルは装備も見た目も桁違い、、。
どうしても、最新のモデルが欲しくなりませんか!?
本当に、国産の新車ディーラーにとっては、効率よく顧客に新車を売り付ける、
よく出来たシステムだと思いませんか??
顧客にとっても、普通なら到底払えない新車の本体価格。
しかし、この「残価設定ローン」なら、約半額を月額のローンで設定してしまえば、まぁ払える金額になる。
しかも、3年、ないし5年でまた最新のモデルに乗り換えるチャンスが出来る、、!
常に最新モデルの新車に乗りたい方にとっては、好都合なシステムかも知れません。
ですが、やはり私は、乗りません。
何故か?それは、、
「リスクが高い」
からです、、。
考えてみて下さい。
もし、廃車になるような事故をした場合。
もし、車が盗難にあって、見つからないような場合。
もし、豪雨などで車が流された場合。
まだまだ、他にもリスクが考えられます、。
もちろん、この「残価設定ローン」のシステムには、こういった最悪の場合に備えた対処方もあるでしょうが、、
3年、もしくは5年の間に、
全く何もなく車が乗れる保証なんてあるのでしょうか?
その時期が来て、
なんだかんだマイナス点が付いて、
結局査定額が引かれていくのがオチではありませんか?
私の同僚は、まだその時期までもう少し時間があります。
しかも、幸いこの5年間は無事故無故障で乗ってこれました、、。
私は、「今回は現在乗っている車を指定した金額前後でディーラーに売って、次の新車を買うのではなく、今買える中古車に乗り換えなさい」
と進言しました。
その新車ディーラーの、
無限連鎖、良いカモから逃れるチャンス
だからです、、。
その国産メーカーが好きで、そのメーカーの新車しか興味がない、と言うのであれば、
どうぞまた新たに「残価設定ローン」で最新のモデルを買って下さい…。
もちろん、回りに対しては見栄がはれるでしょうし、見た目も良い。いい気分です、。
しかし、その裏で、ディーラー側の人間がほくそ笑んでいる感じがしてならないのです。
私の住んでいる地域で、同年代のファミリーがバンバン最新型の新車に乗っている理由の1つに、これがあるでしょう、、。
しかも最近は、、
メーカー純正のカスタムパーツであれば、
改造しても、その時期に査定額をアップするという、、。
最近、車をカスタムする人が激減する中、
国産メーカーが、純正品でのカスタムを煽っている様で、ちょっと悪どい感じを受けます…。
「悪どい商売やっとんな~」
これが、私の感想です、、。
もちろん、最新の安全装備、機能の充実した最新型の新車はいい気分ですよ。
しかし、そんなに新車に乗りたいですか?
本当の車好きは、
人が気付かないような、
お宝な装備やグレードの中古車を買うものです。
しかも、達人は、
その中古車が買った時よりも、売るときに価格が上がるような、儲かるような車種を見抜いて選びます。
例え盗難されても、車種やグレードに値打ちがあって、車両保険がしっかり下りてくる物を選ぶとか、、
事故に遭っても、部品をバラ売りしても結構な値段になるような価値の高い車種を選ぶとか、、。
中古車の流通状況、相場感、貿易で人気が高いなど、かなり勉強する事も多いのですが、
そんなお宝な車種に巡り会えたら、
爽快感は格別です、、!
「残価設定ローン」を組み続けるより、
遥かに安いコストで。
皆様も、そんな車探しを
目指しませんか!?
PS. 私のブログを見て頂いている懸命な読者様は、国産メーカーの「残価設定ローン」に踊らされているような方は少ないと思いますが、、。