一番最初に買った車、「ジムニーJA71」
— kamax 8430 (@8430Kamax) 2017年10月6日
皆様、いつもご覧頂き有難うございます。
たまに、この「ジムニーシリーズ」は続けていくことにしました。
興味ない方、ごめんなさい。面白い車なので、知識を広める意味で、見て下さい。
興味ある方、ジムニーに関しては、全国でも指折りの販売台数、車検台数を私は経験しております。濃いお話しを提供出来ますので、良ければコメント下さい。
私が「ジムニー専門店」に勤めて、最初に買ったのが、「JA71」という型式のジムニーです。今でも最初に乗った日の感覚は覚えていますが、
とにかく、「乗りにくい」車でした。
まず、ギアが小さいのです。クロカン4WDなので、オフロードを走れる様に、ローギアードなのですが、一般道で乗りにくかった。
信号停止後、まず1速でかなり回しても、横断歩道をちょっと超えるぐらい。本当の加速は2速、3速からです。しかも、出足は遅く、3500回転あたりから、急にターボがかかるのです。4~50kmまでスピードを乗せるのに、車がギクシャクします。どのギアも4~5000回転まで回さないとスピードが乗らないので、ストレスもたまります。
同じ型式のジムニーに乗っている後輩に聞きました。車歴でいうと、彼の方が先輩でした。
「僕は、どのギアでも6500回転までキッチリ回します。下も3500回転以上をキープするんです。そしたら、この車は速いですよ、660cc にも負けません」
そうなのです。「JA71は550cc 」です。普通は660cc に負けます。ですが、この乗り方で一般道でも負け知らずだと。真似しました。あと、よく回すのでオイルは1000kmを目処に交換して下さいと言うので、そうしました。
更に、私のJA71は太いタイヤ&ホイールに替えてました。カッコいいし、流行りだし。ですので、余計に加速が遅い、燃費も悪い。
ただ、後輩の乗り方に慣れてくると、確かにこの条件でも車が速くなりました。レッドゾーンまで引っ張ってますからね。
加えて、この車は「幌車」でした。なかなかないですよね、幌の車。特に、春秋の天気の良い日は幌を外していました。爽快ですよ。当時は友人も学生が多かったので、羨ましいと言われました。これを体験すると、なかなかやめられません。
こんな乗りにくい車でも、走り方や維持の仕方を工夫すれば、楽しかったですよ。あと、ビジュアルがとにかく好きだったので。
私も、まだ20前後で若かったので、ナンパな改造をしていました。太いタイヤとホイールで見た目を整え、ステンレスのバンパーにキラキラしたフォグランプを装着。K&Nエアクリーナーとブローオフバルブ(プシュンって言うやつ)、フロントからリアまでマフラーを全て交換。室内は当時高かったイコライザー付のCDオーディオを買いました。足元にBOSE のスピーカーを木材を加工して取り付け。運行席の下に200x200wのアンプを据え付け、高価なラインで後ろのウーハーへ繋ぎました。幌車なので、音は車外へ飛び散るのですが、それでも少し大きな音で乗っていました。バカですよね?
ジムニーの幌車の場合、後ろの扉は足場の板の様な大きさなのですが、その内張りを分厚いコンパネに替えて、大きなサブウーハーを2基埋め込んでいました。ここへも200wのアンプからラインを引いていましたが、音量を上げると、後ろの扉が「ビンッ、ビンッ」と共鳴しておりました。バカでしょ?
けどね、これがバーベキューへ行くと、良い感じなんです。河原へ乗り込んで、バーベキューをしている場所の横に車を止め、リアゲートを開く。埋め込んだウーハーから音楽を流す。他のサークルより、ちょっと注目されますよ。正直。目線が痛い…。
そんな特技がありました。あとは、若気の至りで、アイスバーンの峠道で1回転したり、勝手に農道に入り、茶畑に出たり、夏場幌を開けて、蚊に噛まれながら一晩寝たり、むちゃくちゃしました。どれも、良い思い出です。
約1年半しか乗っていませんが、とにかく乗るのが楽しくて、出かけました。1日に3県跨いだり、よく雪が積もったら山道に入り込みました。今考えると、非常食も持たずに、チェーンも持たずに、本当に無謀だったと思います。
この時何か事故があってもおかしくなかったのですが、強運ですね、生きてます。
必ず山へ入る時は、2台以上で出かけて下さい。ジムニー専門店の当時、お客様にもよく言っていました。私は悪い例だと。
という訳で、私のジムニー歴はここから始まりました。また続きは、いつか書きます。