続いて、「新型ジムニーシエラ」の総評
先日、「新型ジムニー」について記事を
書きましたが、
今回は、そのジムニーの普通車版、
「新型ジムニーシエラ」
について総評したいと思います、、。
今回もまだ、実車に乗ってきた訳では
ありませんが、
元ジムニー専門店の人間として、
「SJ10」以外の歴代ジムニーを乗り換えてきた人間として、
今回の「新型ジムニーシエラ」について
語りたいと思います。
まずは表紙から、2~3ページまで。
良いですね~。
壮大なロケ地でのイメージカット!
もしかしたら、CGかも知れませんが、
「ジムニー」のイメージを損なわない、
良いカットですね。
ここが、先代の、20年前の「新型ジムニー」では、「恐竜の頭の上に織田裕二」でしたから、、。(過去の記事を参照下さい)
今回のジムニーで、やはりこれが復活したのは大きい!現代において、「機械式の副変速機」、トランスファーですよ!
現実にオフロードに分け入るジムニーとしては、賢明な選択だったでしょう。なんせ、水没しても「四駆のロー」に変速出来る!信頼性もある!そんな極限まで考えた車種が他にありますか?
この足回りを貫いてくれたのも嬉しい!
なんと、「Jeepラングラー」や「ランドローバーディフェンダー」と同じ足回りです。
車体がオフロードで先へ進める、これ以上無い伝統の機構です!世界的に見ても、こんな足回りの車が如何に少ないか、お分かりですか?ランボルギーニやジャガーまでもが現在はSUVを新車販売していますが、こんな足回りではない!オフロードにも行けない!
私から言わせれば、「超高額な偽物オフロード車」なのです、、。
単なるブームです。今やアクアにも「オフロードルック」な車種が存在します。伝統を貫いてきたジムニーがどれだけ本物で、価値があるか、皆様はお分かりですよね!?
ここは先代から変わらずの数値ですね。
ただ、この車体であるからこそ、本気でオフロードに入れるのです。
はい、「新型ジムニーシエラ」にも採用されました、今回新開発の「オフロードの武器」ですね。
驚きなのは、こんな「オフロードの武器」が新車から搭載されているのが、今回が初めてです、、!
先代までのジムニーには、オプションとして「LSD」があっただけです。それ以外の機構は今回から新開発。スズキが今回発表の新型ジムニーにどれだけ力を注いでいるのかが分かります。
この「新型ジムニーシエラ」に関しては、エンジンが新設計なのです!燃費は今日の車からすると、イマイチですが、、。
けど、馬力は100ps以上!トルクも13.3kg もあり、オフロードでは軽自動車のジムニーのエンジンより、遥かに扱いやすいでしょう。
これだけ下からトルクが出るエンジンだと、ATの方がオフロードを走りやすいかも知れません。ゆっくりとデコボコを乗り越え、ハンドル操作に集中出来そうです、、。ターボ車である軽自動車版のジムニーには出来ない走りを期待します。
室内のデザイン、大きさに関しては、軽自動車版のジムニーと全く同じ、、。ここは、昔からシエラ特有のデメリットですね~。
今回も普通車版のジムニーを出すなら、せめて室内もその分広く、デザインも少し変更して欲しかった、、。
ネットで騒がれている様な、「5ドア版のジムニーシエラ」、を期待します。
今の時代の必要悪、、。ジムニーにまでこんな安全装備が必要なのか?
もちろん、全て選択して外す事も出来るのでしょうが、歴代のジムニーを乗り換えてきた人間としては、こんな余計な装備は要りません。
この「新型ジムニーシエラ」は、2つのグレードが用意されていますが、何故こんなに値段が高いの!?安全装備のせいか!?
今回は特に、色、デザインにはこだわったということでしょう。ジムニーである以上、ここは重要です。
先代のジムニーは、ここに力が足りなかった様子。結果、デザインや色に関しては、酷評されました、、。
辛口にはなりますが、純正のオプションパーツはダサくて良かった。ちゃんと全国の歴史あるジムニーショップの居場所を残しています、、。
この場所で、全国のジムニーショップがしのぎを削る訳です。今後、新型ジムニーに対して、どんなオプションパーツを開発してくるのか?楽しみですよね!?
以上で、「新型ジムニーシエラ」の総評を終えたいと思います。カタログですが、、。
個人的には、軽自動車より、この普通車版の「ジムニーシエラ」の方が欲しいですね。ゆっくりと足の動きを確かめながら、オフロードでの性能の高さを堪能したい物です。
まだまだ納車待ちの状態で、車両価格も高いので、とてもオフロードへ持ち込むなどとは考えられません、、。数年経って、中古車が出てくるのを待ちたいと思います、、。
時よ経て!そして、出てこい中古車!!