2カ月でなんと骨折2回!崖っぷちカーセールスライターの左手ブログ!

もう、車業界に身を置いて、22年になります。「カーセールスライター」というのを最近始めて、もう20数件のお仕事をさせて頂きました。ですが、7月に右足かかと粉砕骨折、10月1日に右肘開放骨折。セールスライターであり、現職の職人でもあり、車業界20年にして最大のピンチを迎えた最近、始めたブログです。こののび太のような状況を笑い、車業界などの話しを中心に楽しんで下さい!

安物売りの、銭失い??

最近、私の住んでいる地域に、

新しいカーショップが数件出来ました。

 

看板を見てみると、、

 

「激安!軽自動車!」

「他店対抗!徹底値下げ」

 

そんな文字が目立ちます。

 

とにかく、「安さ」が売りの様です、、。

 

何故そんなに安さばかりを売りにするのか?

 

私の住んでいる地域は、大阪府でも南端に

位置し、周りを山に囲まれた郊外です。

 

大阪市内にお勤めされる方が多い。

 

大阪市内にお勤めされる方の、郊外のベッドタウン

 

そんな、土地柄です。

 

囲まれた山々のあちらこちらに、

 

「~台」「~台」といったような住宅地が点在します。

 

30~40年前に、一大ベッドタウンとして、こぞって開発された住宅地域なのです。

 

その中には、1区画100~200坪の一軒家もあって、3台も停まる車庫には、ベンツやBMW が並んでいる家も見かけます、、。

 

大企業にお勤めの方か、会社役員といった方がオーナーなのでしょうか??

 

確かに、軽自動車も私の地域には多いですが

奥さんの普段の足だとか、セカンドカー的な用途の車ではないかと思います。

 

ですから、タントやスペーシアの上級車種、最近モデルチェンジしたばかりのN-BOX もよく見かけます。新車で買った車が多いとは思いますが、、。

 

私の住んでいる地域は、まだまだ車の必要なところです。

 

一家に2台、3台車を持っている家庭もザラにあります。

 

そんな特色のある私の地域で、

 

「激安!軽自動車!」

 

が売れるのか??

 

 昔からある、地域の他店は、それほど安売りはしていません、、。

 

昔からの車の修理工場、鈑金工場などが併設する中古車展示場を運営しているので、

 

メインは、「修理」です、、。

 

ですので、例え車が売れなくても経営出来るので、地域に残るのです…。

 

昔からの顧客も多いと思います。

 

そんな地域に、新しいカーショップを開業してやっていく為に、

 

「安売り」しか対抗する戦略はないのか!?

 

しかも、私の住んでいる地域の客層が、それほど安い軽自動車を欲しがっているとは思えません、、。

 

「安くないと売れない」

「安ければ売れる」

 

この戦略、思考はあまりにも短絡的ではないのか??

 

以前から私が言っている、

 

「地域リサーチ」

 

をして欲しいものです。

 

ベンツ、BMW もよく地域では見かけますが、高齢者には圧倒的にプリウスやアクアが多い!

 

高齢者になっても、プリウスやアクアが維持できるのは、裕福な方が多いと思います。

 

例えば、「高齢者に優しいプリウス、アクア専門店」の方が、私の住んでいる地域では生き残れるとは思いませんか?

 

展示場には、身障者向けの車も並べる。

リフトシート、リアゲートにスロープが付いたような、、。

 

もちろん、流行りのエアロやホイールを店舗に置いておく必要もありません。カタログで十分です。

 

それよりは、地域の病院、医院の案内、温泉、旅行施設の案内などを置いておく方がお客様の反応があると思いませんか?

 

 

カーショップの表の看板には、

 

「当店は、プリウス、アクアなどのハイブリッド車に精通した専門店です。ハイブリッド車ならではの日常点検、踏み間違えなどの咄嗟の事態の対処法などを無料でアドバイスしております。このような車種にお乗りのお客様はぜひお立ち寄り下さい。」

 

地域のお客様に対して、説得力がありませんか?

 

「安売り」「他店対抗」だけの謳い文句と、どちらが地域のお客様に響きますか?

 

ちなみに、安い車を探している客層は、安ければ何処のお店でも良いのです、、。

 

あなたのカーショップである理由がありません。ネットやオークションなども平行して探しています。

 

顧客として残る可能性は低いのです、、!

 

私の尊敬する、ダン・ケネディも言ってます

 

「安売りは、バカにやらせておけ」

 

このブログを読んで頂いている、賢いあなたは、安売りはしないで下さい。

 

価格競争の波に呑み込まれて、廃業するのが関の山です、、。

 

如何に地域で乗っている車や、客層をリサーチし、頭に汗をかいて、戦略的にカーショップを企画し、開業させるか?

 

そこが勝敗の分かれ道。

 

「安売り」は、家電量販店と大手中古車販売店に任せておきましょう。

 

如何に地域の優良な顧客と、密接な関係を築くか?

 

ここが、小さなお店である我々の使命です。