2カ月でなんと骨折2回!崖っぷちカーセールスライターの左手ブログ!

もう、車業界に身を置いて、22年になります。「カーセールスライター」というのを最近始めて、もう20数件のお仕事をさせて頂きました。ですが、7月に右足かかと粉砕骨折、10月1日に右肘開放骨折。セールスライターであり、現職の職人でもあり、車業界20年にして最大のピンチを迎えた最近、始めたブログです。こののび太のような状況を笑い、車業界などの話しを中心に楽しんで下さい!

ついに、現行型ジムニーへ!

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久しぶりの更新になります。申し訳ありません。年末の忙しさにかまけて、滞っておりました。

 

また「ジムニーシリーズ」です。先日の記事で、「ジムニーJA22」がありましたが、そこから一度「サファリ」に浮気をし、次いで「JA11の幌車」と車歴を重ね、ついに、現行型の「JB23」へとたどり着いたのです。

 

最初は本当にノーマル車からスタートしました。走行距離1700km、新古車の「ジムニーJB23、XA」を買いました。

 

ジムニーならミッションでしょ!?」

 

当時よく言われましたが、せっかく「4AT 」になったので、あえてAT車を買いました。

 

最初に乗った感覚は、今でも覚えています。まるで別物の車。重厚感のあるドア、車内の静かさ、柔らかい乗り心地。段差を乗り越えても、ショックが伝わって来ない。最廉価グレードなので、シートはペラペラですが、それでも足元はしっかりと掘り込んであり、足を置くスペースがある。後部座席もしかり。全てが5ナンバーの乗用車になったジムニーは、ちゃんと4人が乗れる車体を手に入れていました。

 

でも、ノーマル車のデザインは、最初は受け入れられませんでした…。

 

「こんなのジムニーじゃない…」

 

そう思いました。

すぐにカスタムしなくては、見れた物じゃない。専門店のスタッフとして、そんな感覚になりました。

 

まずは外装のカスタムから着手しました。今回から大型の樹脂バンパーになったので、外して鉄鋼製のバンパーを取り付けてもカッコ悪い。今までのジムニーは、純正のバンパーを外して、パイプ加工のバンパーを前後とも交換するのが定番。この「JB23」はそれが通用しない。どうすればカッコ良くなるのか?

 

すると先行して、ジムニーカスタムの最大手、「@pio 」様に先を越されました。前後とも整形されたFRP製のガーニッシュに交換し、フロントのみアンダーガードを付ける。行き場を失ったナンバープレートは、そこに固定。後ろに至っては、スペアタイヤをずらして、リアゲートの左下にナンバーを直付け。バンパー変わりのガーニッシュはかなり薄く切り込んであって、前後ともタイヤが丸見え。このスタイルが革新的で、それ以降定番のカスタムトレンドになりました。

 

その最大手ショップは、更にステンレスのマフラー、足回りのサスペンションキットを開発。専用設計で、室内のロールバーもいち早く完成させました。なんとそのデモカーで海外ラリーに出るという暴挙。ジムニー業界を震撼させました…。

 

私の専門店はと言うと、その時まだ鉄製のガーニッシュを試作していた段階でした…。しかし、この「海外ラリー」の情報に、社長が感化され、

 

「同じジムニー専門店として、お前ら悔しくないのか!やる気があるのか!」

 

ある日の朝礼で発破をかけられました。

 

店長が中心となって、プロジェクトが始動しました。後発の当社としては、「違う何か」が必要。「カーボン製」のガーニッシュを開発することで、一石を投じました。

 

次いで足回りの開発です。 なんと「5段階調整」機能の付いた、海外製のダンパーを採用。練りに練った2インチアップのコイルスプリングと、ステンレス製のラテラルロッドを合わせて、サスペンションキットとしました。豪華過ぎました。利益度外視!

 

ステンレスのマフラーも開発しました。左だしの斜め型にする事で、見た目のインパクトを出しました。音にも拘りました。走らせると、凄い存在感です…。

 

マフラーを交換すれば、吸入機構も大事。ステンレスパイプの先端に、剥き出しのエアフィルターを付ける。更に、「SAMCO 製」の耐圧ホースで繋ぎました。ここは当社の先手必勝でしょうか?

 

エンジンチューンは抜かりなく行いました。某有名メーカーのシーケンシャルブローオフバルブ、ステンレスのエキゾーストマニホールド、ビッグタービンなど。

 

しかも当時、あるプライベートチューンのショップとコラボして、私のジムニーも更にパワーアップしました。「e-manage 」なるサブコンピューターを助手席に配置。「シャシダイナモ」に乗せてもらって、

「85馬力」まで数値を上げました。ビッグタイヤのジムニーですよ?軽自動車ですよ?しかもAT車で?ビッグパワーの裏返しで、燃費が悪い悪い…。

 

とにかくこの型式、「JB23」のジムニーに乗ってからは、カスタムにお金をかけました。前後のバンパー、フロントグリル、ボンネットまでオールカーボン!

 

室内に至っては、RECARO 製のシート、当時高価だったインダッシュモニター、オーディオ。コテコテの外装のデモカーの室内で、快適なAV鑑賞をするのが、コンセプトでした…

 

しかも当時、2台目に「ジムニーSJ30」も乗っていた。私の人生に於いて、最も車道楽の激しい時期でした。ジムニー2台持ちですよ。会社にも貢献しましたよ。

 

これだけカスタムした「JB23」。当時付き合っていた、嫁の休みの足にもなりました。

 

「御社のデモカーですか?物凄い勢いで坂を下って来て、転けそうになりながら、左に曲がって行きましたよ!?」

 

「なんかドアの下にステッカー貼ってました?」

 

「はい。〇〇って。」

 

来店されたお客様に教えてもらいました。間違いなく私の車です。運転手は嫁です。嫁はこのジムニーがどれだけパワーアップされたか分かっていません…。

 

仕事の一環もあって、この「JB23」には、とにかくカスタムにお金をかけました。それが、デビューしてもうすぐ20年です。ジムニー史上最もモデルサイクルの長い型式になりました。

 

スズキさん、スクープ記事もありますが、そろそろモデルチェンジ、期待してますよ!?