こんなにあった!日本人が車を買わない理由
— kamax 8430 (@8430Kamax) 2017年10月6日さて、前回の記事でお約束していました、
「自動車大国」の当の日本人が車を買わない
理由です。我々車業界の方も必見です。
〇車が高い・・・一番の原因です。現在は、新車が高い。軽自動車の200万円超えなど、20年前は考えられなかった。昔は廉価版のグレード、車種も多かった。中古車も高い物と安い物が極端です。最近はライバル車も少なく、値引きも渋いそうです。
〇ステータスが無い・・・これも大きな理由でしょう。現在の、団塊の世代以上の方には、車に対して高いステータスがありました。憧れもありました。「スーパーカーブーム」の40代後半~50代前半の世代も、今だに車好きの方が多い。子供の頃の環境、記憶は生涯に渡って影響します。今の若年層には、その環境が無いかもしれません。
〇維持費(税金、駐車場代)が高い・・・特に都心部の駐車場は法外に高いです。後は、維持する事によりありとあらゆる税金がかかってきます。まさに税収の宝庫。ここを改善しない限り、車を買う人は減る一方でしょう。
〇車を買っても、生活が激変しない・・・特に都心部では言えること。週末しか乗らない、月に何回か乗るだけなど、所有するだけもったいない。もはや、車が必要なのは郊外や過疎地だけなのか!?
〇車に魅力を感じない、感動しない・・・今の若年層は、生まれた時からご家庭に車があったはずです。当たり前の存在過ぎて、興味が沸かない。特に、その親御様が車にあまり興味が無ければ、魅力は伝わりません。乗ることに感動もありません。
〇移動の減少〈ネットショッピング、ネット手続き〉・・・今後益々普及していくネット環境。日常生活においても、移動せずにネットで手続きが完了出来る。そういったものが増えることで、そもそも移動の必要が無くなってきたのです。買い物も自宅に届けてくれる時代。移動手段を考えなくてもよくなってきたのです。
〇充実し過ぎている公共交通機関・・・特に都心部では、移動に全く困りません。かつ駐車場代も高いので、都心部から車自体を排除する国の政策なのか?と思う程です。同時に、郊外や過疎地では、マイクロバスの自動運転の実験が行われています。地方でも自家用車の普及を拒む政策か!?
〇カーシェアリングの台頭・・・これは今後拡大するでしょう。都心部では車に乗りたい人とニーズが一致しています。地方でも勢力を広げつつある様子。我々中古車業界においても、「破壊的イノベーション」であります。
〇新車ディーラー、中古車店に気軽に入れない・・・意外な「買わない理由」でした。見た目に“敷居が高い”というのです。高級化する新車のディーラー店舗は、新車は高くて富裕層にしか買えない、というイメージを持たれているようです。一方中古車店は、マニアックで怪しい店舗、人気が無い、何か悪そうで入りヅラい雰囲気だそうです。御社の店舗も、見直してみてはいかがでしょうか?
まだ他にもあるのですが、今回は以上にします。その結果、現在は「若年層の8割は車を持った事が無い」そうです。我々が若い頃は、8割の同世代は車を持っていたのに。
もはや、日本市場は飽和状態なのか?