緊張の、「いざ、突入!」
— kamax 8430 (@8430Kamax) 2017年10月6日前回に引き続き、いよいよ「検査コース」
に突入です。
ここで、もし「全自動、マルチコース」以外の検査コースに入ってしまった場合、突入前にボタンを押す必要があります。
停止線の右側に、ボタンの並んだ機械が立っています。もしFF車なら「FF」、フルタイム4WD車なら「フルタイム」など、あなたのお車に合うボタンを押して下さい。
いざ、突入。検査コースに入れば、頭上の電光表示板と、音声に従って車を操作するだけです。難しくありません。
まずはサイドスリップテスター。ハンドルを真っ直ぐ保って、ライン沿いにタイヤを通して下さい。窓から頭を出して、フロントタイヤを見ながらです。
そのまま車を前進させ、停止の合図が出たら車を止めます。ブレーキ、サイドブレーキ、スピードメーターの順に検査されます。スピードメーターの検査は、ヘッドライトのパッシングで合図する方法。または、今車のある場所の右側に、天井から線で吊るされ、先端にボタンのある器具を使って合図する方法があります。後者は、窓から手を伸ばし、そのボタンを手に取って、ローラー上で加速し、40kmになったらボタンを押す。ヘッドライトの場合は、40kmになったらパッシングします。
ここまでの検査が終われば、次の検査に車を進めます。「ヘッドライト検査」です。一番「×」の出やすい検査なので、車を右側のラインに沿って真っ直ぐに停めて下さい。
ヘッドライトを“HI”にして、車から降ります。検査が終われば、右側にレコーダーが立っていますので、「検査用紙」を入れて下さい。
もしこの時点で、何か検査だダメだった場合は、対象項目に「×」が付きます。これが恐ろしい!
続いては、最終の下廻り検査。普通車の場合は、掘ってあるピットの両脇に橋が設置されており、真ん中は空洞です。ハンドルを切らす、真っ直ぐに車を進めましょう。真ん中に脱輪すれば大惨事です…。
軽自動車は専用リフトになります。輪止めにフロントタイヤをかけて、停止しましょう。必ずサイドブレーキは引いておいて下さい!リフトから車が落ちますよ…。
軽自動車の場合、ここで灯火回りの点検です。検査官が前に立って指示しますので、指示通り操作しましょう。
普通車はコースに車を停めて、待っていると、おもむろに検査官が自車の下にやって来ます。そして、声が聞こえてきます。
「前ブレーキ踏んで~、サイドブレーキ上げ下げ。後ろブレーキ踏んで~。エンジンかけて、ハンドル左右に振って~。」
言われた通り操作して下さい。地域によれば、ハンドルを左右に振る機械があります。掛け声があれば、ハンドルから手を離しましょう。
OKが出れば、そこから車を前に進めます。いよいよ最後の検査です。
多くの地域の検査コースでは、ここで「排ガス検査」になります。やり方は前回の記事を参考にして下さい。
補足としては、ディーゼル、ガソリン車などで、自車に当てはまる項目があればボタンを押します。大抵は、排ガス検査機器の横にボタンの機械が立っています。私は昔、「2サイクル」というボタンをよく押していました…。
最終的に、レコーダーに検査用紙を通しましょう。ここで、今回の検査が合格したか、不合格かが分かります。もし、「×」があれば、その項目が不合格となります。
普通車も軽自動車も、検査コースの一番最終にボックスがあり、中に検査官が1人います。もし「×」が出たら、その項目の何がどの数値で悪いのか、聞きましょう。全て「〇」であれば、ボックスの検査官にハンコをもらって合格、となります。
軽自動車の場合は、最終のボックスの検査官と、リフトを上げて検査する人が同じ場合もあります。忙しそうですが、もし「×」が出たら、どのような数値で悪いのか聞いて下さい。関係ありません。
もし「×」が出て、再検査になった場合はどうすれば良いのか?再検査の並び方は?その内容については、次回の記事をご覧下さい。