2カ月でなんと骨折2回!崖っぷちカーセールスライターの左手ブログ!

もう、車業界に身を置いて、22年になります。「カーセールスライター」というのを最近始めて、もう20数件のお仕事をさせて頂きました。ですが、7月に右足かかと粉砕骨折、10月1日に右肘開放骨折。セールスライターであり、現職の職人でもあり、車業界20年にして最大のピンチを迎えた最近、始めたブログです。こののび太のような状況を笑い、車業界などの話しを中心に楽しんで下さい!

まずはマーケティングの概念を理解しよう③


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前回は、「フロントエンド商品」は

「目玉商品」を検討する、という話しでした。私の失敗談も踏まえて、ご理解頂いたでしょうか?

 

今回はいよいよ、

「バックエンド」の商品を、

ご理解頂きたいと思います。

 

マーケティングの概念でいうと、「フロントエンド」の次に来る、この「バックエンド」

の商品とは、

 

「利益商品」

 

という位置付けになります。

ここに、あなたのお店の車を持ってきても

いいし、技術のあるクライアントは、

鈑金塗装や、重整備などの仕事を

お客様から獲得しています。

 

この「バンクエンド商品」の次に来る

ステップが、

「アップセル」

と呼ばれる商品概念になるのですが、

最後の「アップセル」で、最終的に

あなたのお店の、車の販売に

当てはめてもいいのです。

 

有名な話しで、

マクドナルドに行った時に、

ハンバーガーを頼むと、

「追加でポテトはいかがですか?」

と勧められます。

この「ポテト」が

「アップセル商品」

に当たります。

 

まぁ、今はハンバーガーとポテトは

セット販売が多いですけど。

 

あるクライアントのお店では、

「バックエンド」として、

お客様の車を全塗装してあげました。

普通なら、そのまま乗り続けるのかと

思いきや、たまたまATが壊れたのです。

 

修理代は20~30万ぐらいかかります。

お客様は悩まれていました。

ついこの間全塗装して、外観をキレイに

したばかりなのに、

さらにこの車に乗るには20~30万かかる…。

 

その車は、クライアントにしてみれば

相場も低く、あまり値段も付かない車。

 

「それでは、お客様の車を当店で一度売りに出して見ましょう!」

 

こういうアイデアで、買い取らずに

一度店頭販売してみました。

 

すると、外観がキレイなので、

売れたのです!

 

売れたお客様には、

「現在ATが壊れている」

事をキッチリ説明し、追加料金で

AT を載せかえる話しも決めました。

 

クライアントは元々整備士。

リビルドのトルコンを発注し、

AT もばらして、すべてオーバーホール。

売れたお客様は今でも調子はバッチリ

だそうです。

 

これは技術があっての話しですが、

提携の整備工場があれば、

お願いしても良いですよね?

 

さて、この車の元オーナーはどうしたか?

当然、車が売れてしまったので、

次の車が必要です。

 

「お客様の車は売れましたので、当店は手数料のみを頂きます。売れた車両価格は、そのまま下取り価格とさせて頂きます。」

 

元々の買い取り査定価格の3倍になりました。お客様は目を輝かせながら、

 

「本当にいいんですか?」

 

「次のお車を当店で買って頂くのなら、

そうさせてもらいます。」

 

このクライアントのお店のファンが、

また1人増えました。

 

このクライアントの整備の技術もさることながら、本当に商売上手だと思います。私も尊敬しております。

 

凄いのは、売れたお客様を、AT のオーバーホール最中に一度店に呼んで、解説しながら修理を完成したそうです。結果、このお客様もファンになりました。

 

ここまでの技術、商才があると、もはやマーケティングは必要ないのですが、

「バックエンド商品」

さらに、「アップセル商品」。

 

本当に売りたい利益商品を、

あなたのお店でもご検討下さい。