2カ月でなんと骨折2回!崖っぷちカーセールスライターの左手ブログ!

もう、車業界に身を置いて、22年になります。「カーセールスライター」というのを最近始めて、もう20数件のお仕事をさせて頂きました。ですが、7月に右足かかと粉砕骨折、10月1日に右肘開放骨折。セールスライターであり、現職の職人でもあり、車業界20年にして最大のピンチを迎えた最近、始めたブログです。こののび太のような状況を笑い、車業界などの話しを中心に楽しんで下さい!

まずはマーケティングの概念を理解しよう①

車のこれからの販売方法として、

まずはマーケティングの概念を知る必要が

あると思います。

 

これは、オフラインでチラシやDMを配る時、オンラインで、HPやブログ、メルマガなどを運営する時にも共通します。

 

もう、現代では、

あなたのカーショップに

お客様が車を見に来て、

あらゆるセールストークを駆使し、

何時間もかけて成約に持ち込む、

こういった昔ながらの売り方では

車は売れないと思います。

 

10人に1人もいないと思います。

例えば、雑誌を見て、もう買う気になっているお客様は別ですが。

 

マーケティングには、基本的な概念として、

「リード、フロントエンド、バックエンド」

というものがあります。

 

最終的にあなたが売りたいもの(車)まで、

段階的にステップを構成する。

そういう概念です。

 

何回も言いますが、

家の次に高い商品である車を、

見に来た当日に、いきなり買うことはない。

まずこれを肝に銘じて下さい。

 

じゃあ、どうするのか?

最初のステップである、「リード」とは、

 

「まずは無料で見込み客にお店を知ってもらう、試してもらう」

 

ということです。

GoogleYou tubeもそうでしょ?あれだけのテクノロジーをほとんど無料で使えるじゃないですか?

通販会社も多いでしょう?

「まずは無料お試しセット」

 

この概念を、我々の車販売に

落とし込みましょう。

 

私は数件のクライアントと、

このステップでかなり悩みました。

 

一件はご来店、さらにお悩み相談に来て頂いたお客様に、「窓拭きガラコ」を配りました。もう一件は、ご来店頂いたお客様に順番で洗車サービスを行いました。

「日常の車のメンテナンス項目」ということで、バッテリーの変え方やオイル交換の仕方、タイヤローテーションの仕方などを動画で撮り、DVDに焼いて配ったクライアントもあります。

 

何でも良いのです。地域の方やご来店頂いたお客様の為になれば。役に立てば。

 

中には毎回景品目当てで来られるお客様もいますが 、1~2年後にお客様を紹介して頂きました。やはりどこかで返してくれるものです。

 

特にご年配の方は、律儀で慈悲深い方が多いので、車は買わなくとも、車を売って頂いたり、知り合いの車を修理に入れてくれたりしました。

 

そういうちょっとしたお付き合いから始めれば良いじゃないですか?

 

最初にガンガン売って、利益を手にしてしまうと、オーナーがベンツを買ったり、高価な趣味に走ったりして、結果持続しません。

 

これは、どんな業種業界にも通じる、

「社会通念上の原理、原則」

なのです。

 

最初に利益を手にすると、贅沢三昧する。

散財に走ってしまう。

 

「今生活出来てるのは、誰のお陰か?」

「誰のお金で、贅沢三昧しているのか?」

 

お金はシビアです。冷静で、平等。

 

「こいつはまだお金を手に入れる器は無いな。有り難みを感じて無いな」

 

そう判断して、すぐに違う所に移ります。

 

考えてみて下さい。

宝くじに当たった人、その後の人生が全て

幸福に終えてますか?

子役時代に大スターになった人、ハリウッドスター、転落してませんか?

 

「光が当たると、影が出来る」

 

この言葉も肝に銘じて下さい。

 

まずは来店された方、お電話頂いた方、

メールアドレスを登録してくれた方に、

無償で利益を与えましょう。

 

現在は見込み客ですが、これから顧客になってもらう為に、長くお付き合いしてもらう為に、どうすれば喜んで頂けるのかを真剣に考えましょう。

 

私は昔から、カーショップのオーナーが、

「利己的で、自分勝手な人が多い」

と思います。

 

「俺の車かっこいいだろ?お前も乗って俺みたいになりたいだろ?だから買えよ」

 

もうこんなスタンスで商売は成り立ちませんよ。客をバカにし過ぎです。これでは車も売れません。

 

まずこれから顧客になって頂く為に、見込み客に有益なものを与えましょう。物じゃなくても良いのです。情報でも構いません。

 

今後、あなたの生活の礎になるのが顧客です。尊重しましょう。得を与えましょう。

どうすれば喜び続けてもらえるか、頭をひねりましょう。必ず帰って来ますから。

日本人の律儀さ、義理堅さを信じて下さい。