2カ月でなんと骨折2回!崖っぷちカーセールスライターの左手ブログ!

もう、車業界に身を置いて、22年になります。「カーセールスライター」というのを最近始めて、もう20数件のお仕事をさせて頂きました。ですが、7月に右足かかと粉砕骨折、10月1日に右肘開放骨折。セールスライターであり、現職の職人でもあり、車業界20年にして最大のピンチを迎えた最近、始めたブログです。こののび太のような状況を笑い、車業界などの話しを中心に楽しんで下さい!

もういい!腰が痛い!この車

「もういい!腰が痛い!この車」

そう言って〇美は車を降りた。

 

仕方ないか、こんな車。

みんなもっと車高の低い、

乗り降りしやすい車に乗ってんのに、

俺の車は真逆だもんな~。

 

しかもみんなは、流行りのホンダ車。

みんな真っ白だし、みんなクリアランプ。

内装もファーで、真っ白け…。

俺にはどこが良いかも分からん。

 

「もっと乗り降りしやすい車に乗り替えてよ!」

「なんで車高上げるの!この間なんか、

タイトスカート破れたんだから!」

 

本当最近、〇美はこの車の不満ばかり。

 

しかし、俺はこの車が大好きだから、

当分買い換える気はない。

 

そんなある日、いつもの仲間で

バーベキューに行くことになった。

 

「炭持った~?」

「コンロは?」

「食材途中で買ってから行こっか?」

 

結構積んだな、この車。

四角いから、以外と荷物が積める。

 

いざ、出発!

後ろの荷物をガシャガシャ揺らしながら、

目的地の河原へ到着。

 

「おう、お疲れ!」

「暑いな~、今日!」

「〇男、ポップアップテントあるよな?」

「あぁ、車のトランクにあるけど、駐車場遠いな~、車ごと近くに来るわ!」

「ええ、お前のセダン、シャコタンだろ?」

「結構平地だし、これくらいの河原、俺の車の2000ccパワーで余裕だろ!?」

 

そう言って、仲間の〇男は、

自分のセダンで、河原を降りてきた。

 

「あれ、やべ、車が進まない!」

「ごめん!車押して!底がつっかえた!」

「だから言ったろ?シャコタンだって。」

 

男女合わせて4人がかりで車を押したが、

完全に底が支えてる〇男の車は、

前にも後ろにも動かない。

 

さぁ、仕方無いな~、俺の出番だ。

こういう時は、頼りになるぞ、

俺の相棒。

 

「仕方無い、俺の車で引いてやるよ。」

「え~、軽自動車で行けるの!?」

「まぁ、見てなって!」

 

満面の笑みで

車を〇男のセダンの前につけ、

ウィンチを伸ばした。

ワイヤーをセダンの前フックに掛け、

準備完了!

 

「すいません、このポールにワイヤー掛けて良いですか?」

「俺のもんじゃねえし、良いかもな?」

 

どう考えても、俺の車の方が軽いし、

引っ張る車が動かないよう、

後ろの駐車場のポールにアンカーを取った。

 

「よし、行くぞ!」

「後ろの女子2人、危ないからどいてな!」

 

運転席に座り、ウィンチのリモコンを

ゆっくり操作し、徐々に巻き上げていった。

 

「〇男、車ちょっと動いた?」

「ちょっと動いた気がする!」

「よし、ちょっとずつハンドル左右に振りながら、アクセル踏め!」

「お、お、よっしゃ!抜けた!」

 

そのまま〇男は、自分のセダンを

駐車場に停め、

「いや~、〇介、助かったよ。有難う。

しかしすげ~な~、この車。軽なのに。

しかもこんな機械付けてんだな?」

「ま、こんな時にしか役に立たないけど、

いざという時、良いだろう?」

 

回りでバーベキューをしていた人達も、

始終このハプニングショーを

見ていたので、拍手が沸き起こった。

 

それからはのんびりとバーベキューをし、

川で泳ぎ、楽しい時間を過ごした。

 

帰り、助手席で〇美は、こう言った。

 

「今日の〇介、カッコ良かった。」

「私もこの車、ちょっと好きになった。」

「だろ?軽だけど、最強の車だもん。」

 

俺は〇美と、良い雰囲気になったので、

家にはまっすぐ帰らなかった…。

 

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これは、クライアントに依頼を受けて、

書いた「セールスレター」です。

 

一体、何の車か分かります!?

 

そう、「スズキ  ジムニー」です。

 

クライアントの展示場の車の横に、

こんなポップを置いてみました。

 

案の定、すぐに売れました。

そうじゃなくてもジムニーは、

今だに人気があるんですけどね。

 

昔にこの車の専門店に勤めてたので、

ちょっと思い入れがあり、

書かせてもらいました。 

 

あなたのお店のお車も、

こういったストーリーで、

お客様を魅力してみませんか?