2カ月でなんと骨折2回!崖っぷちカーセールスライターの左手ブログ!

もう、車業界に身を置いて、22年になります。「カーセールスライター」というのを最近始めて、もう20数件のお仕事をさせて頂きました。ですが、7月に右足かかと粉砕骨折、10月1日に右肘開放骨折。セールスライターであり、現職の職人でもあり、車業界20年にして最大のピンチを迎えた最近、始めたブログです。こののび太のような状況を笑い、車業界などの話しを中心に楽しんで下さい!

懐かしい写真が出てきました、、。

懐かしい写真が出てきました、、。

私が20代半ばの頃の写真です。

 

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まだジムニー専門店に勤めていた時代です。

 

最近は入れなくなったと思いますが、京都の木津川沿いに、ある有名な泥々のオフロードコースの様になった場所がありました。

 

その名も、「流れ橋」、、。

 

そこを走っている時の写真です、、!

 

そこは本当に木製の橋がかかっていて、大雨で木津川が増水したときなどは、過去に本当に流れて行ったそうです。

 

だから、「流れ橋」…。

 

丸太で組んだ、ノスタルジックな外観もあり、よく時代劇のロケ撮影の舞台なんかにも

使われたりします。

 

さて、その「流れ橋」の橋脚をくぐると、半分水の溜まった泥ぬたのオフロードコースが広がっていました。

 

仲の良いお客さんが、この場所が大好きで、

よく仕事の終わった時間に呼ばれたのです。

 

仕事はだいたい20時に終わるので、大阪からこの「流れ橋」までは、どんなに急いでも1時間半ほどかかります、、。

 

それでも現地へ行って、夜な夜なこんな泥ぬたのオフロードを駆け回ります。

 

また、水の溜まった堀が深い!

 

自慢のジムニーも、すぐにスタックします。

 

ですから、ここは単独で来るのは禁物。

 

必ず数台で来て、お互いに助け合わなければコースを出られません。

 

あっちこっちでスタックしたジムニーを助けたと思ったら、今度は自分がスタックする。

 

まぁ、「牽引ロープ」の休まる暇が無い!

 

ただ、この泥ぬたのコースをむちゃくちゃ走って、スタックしたら引っ張って、痛快極まりない!

 

走った後の爽快感!こんな事が出来るのは、「ジムニー」というクロカン四駆に乗っているから。

 

仲の良いお客さんと、仕事終わりに「流れ橋」に集まって、夜な夜な泥々のオフロード三昧、、!

 

ジムニー専門店に勤めていた、20代の私の青春でした。

 

合言葉は、「今晩、飲みに行く?」ではなく、「今晩、飲まれに(泥に)行く??」でした、、。

 

恥ずかしい話し、私が今の嫁と初めて出会った場所も、ここ「流れ橋」でした、、。

 

仲の良いお客さんが、ジムニーも、オフロードも知らない若い女の子を連れてくるというので、私も良いところを見せようと、いつも以上に気合いを入れて走りました、、。

 

ですが、私の格好は、いつも通り「つなぎに長靴」、、。

 

嫁の、私の第一印象は、

 

「どこの農家のおっさん??」

 

だったそうです、、。

 

まさか同じ20代の、1つ年上の男だとは…。

 

当時の20代の男性と言えば、いしだ壱成とか、河合我聞などが代表格。

 

ジムニーと、泥ぬたのオフロードにはまっていた私は、同世代の男性とは程遠い格好をしていました、、。

 

日付が代わる時間までこの「流れ橋」でオフロードを堪能し、深夜1時頃洗車場で泥を流し、そこから1~2時間仲間達と語り合う。

 

家に帰るのはもう朝方の3~4時頃。

 

次の日も仕事ですよ!でも、次の日がちょっと眠たくても、しんどくても、やはり誘われれば現地へ行ってしまう。

 

若かったですね。今じゃ出来ません。

 

私の20代は、本当にジムニーとオフロードと仲間達でした、、。

 

そんな活動の中で撮った写真を、年賀状に採用し、よく友達に、

 

「相変わらずの様子ですね」

 

と言われたものです、、。

 

今回は、懐かしい写真が出てきたので、

自分の過去を振り返ってしまいました。

 

こんな特殊な20代を送った人間も珍しいと

思いますが、こんな私でも、今では家庭を持ち、二人の子供を育てています、、。

 

 

 

 

 

運動会の季節ですね、、。ただ帰りは!?

今日はちょっと車のコンテンツを置いて、、

 

たった今、運動会の場所取りに

並んでいます、、。

 

もちろん、我が子の為です。

 

もうかれこれ5~6年並んで来ました。

 

私の地域は、大阪府の中では

南端にあり、結構田舎なのですが、、

 

子供達の学校は地域で一番人数の多い学区。

 

運動会には、子供達の親世代、またその上の

祖父、祖母世代まで見に来るので、

 

3世代が観覧出来るだけの場所取りを

しないといけない、、。

 

観覧席の場所取りと、昼の弁当席の場所取りと、2ヶ所必要です。

 

皆様も、場所取りの経験がありますか??

 

会社の花見席だとか、バーベキューの陣地

だとか…。

 

私は最長で、前日の晩7時半から

並んだ事があります、、。

 

さすがにこの年は最前列に観覧席を

確保出来ました!

 

ただ、後ろに何列も色々な家族のレジャーシートが並べてあるので、

 

ちょっとトイレとか、ちょっとビデオ撮影に

移動する時は大変です、。

 

しかもこの時期、並んでいる夜中は真冬並みに寒いのに、

 

いざ夜が明けて、運動会が始まると

日射しが真夏の様に暑い!

 

この温度差が体にこたえる、、。

 

よく体調を崩し、運動会明けの月曜日、

仕事でもいつもの半分くらいしか

力が入りません…。

 

何故こんなに並ぶ必要があるのか、?

 

子供達の学校には、珍しく

「テント席」が設けられているのです、!

 

この席を、各子供達の親が、

取りたい訳です。

 

皆、ポップアップテントと、フォールディングテーブルを抱えて、

 

朝6時の開門に合わせてダッシュするのです、!

 

これで、年一回の運動会の一仕事が終わり、

お父さん達は、確保したテント席で

運動会を一日中観覧します、、。

 

正にバーベキュー気分。

そして、運動会が佳境に入ってくると、、

 

「プシュッ!」

 

ビールを開けるお父さんも、、。

 

ノンアルじゃないですよ!?

ちゃんとアルコール入りです、、!

 

こうしたちょっとマナーの無いお父さん達を狙っている団体がいます、、。

 

ここからいつもの車関係!?の話を。

 

その団体とは、、?

 

そうです、「警察」です!

 

学校の周り、帰り道の路地裏に、

警察の方々が潜んでいます、、。

 

バカなお父さん達が、運動会で呑んでいるにも関わらず、帰りに車乗って帰るのです!

 

家が近いからとか、こんな休日に

警察は居ないだろう、とか…。

 

そして、帰り道に何台か車が検挙されていました。さっき運動会で居たようなお父さん達が、、。

 

せっかく子供達が頑張って運動会を終えたのに…。

 

せっかく今から、運動会のご褒美に、

子供達と外食するとか、風呂に行くとか…。

 

このブログを読んで頂いているあなたは、

違いますよね!?

 

お子様がいても、大人として、

こんな恥ずかしい行動はとらないですよね!?

 

こちらは、田舎ならではの、

元ヤンキーが多いとか、祭りやだんじり

集まりで、イチイチ酒が振る舞われるとか、

とにかくイベント毎に呑むことが多い、、。

 

昔からの悪しき伝統で、そういう機会に呑んで、車を運転して帰る、、。

 

地元の警察も、こうした行動をとる

お父さんが多い事は承知しているのです。

 

で、毎年の様にイベントの帰りに捕まる。

 

運動会でも、夏祭りでも、だんじりでも。

 

特に運動会では、子供の見てる前で、

飲酒運転で捕まる、、。

 

何故家に帰るまで、呑むのを我慢出来ないのか、理解し難い。

 

いい加減、大人として恥ずかしい行動は

止めませんか??

 

今年こそは、我が子の晴れ舞台である

運動会を観覧して、

家に帰って呑んで下さい。

もしくは、歩いて帰って下さい。

 

今だに無くならない、私の地域の

恥ずべき伝統です、、。

 

 

 

 

車の知識、どんどん薄れてない!?

私のカーショップ時代に、実際にあった話。

 

あるお客様が、怒って電話をかけてこられました。

 

「おたくでこの車を買って、3年になるが、ついに今朝エンジンが掛からなくなった!」

 

聞くと、この半年ぐらい前から、

朝一エンジンを掛けて、通勤をする時に、

なかなかエンジンが掛からない時があったそうです、、。

 

お客様は中年の女性。ご主人が車の免許を持っていなくて、毎朝最寄りの駅まで送り迎えをされていました。

 

お客様は、3年前に新車を購入されて、

本日ついにエンジンが掛からなくなったと

激怒されています、、。

 

そりゃ、まだ3年落ちの車がもうエンジンが壊れたのか??

とお客様が怒るのは無理もない。

 

早速積車に乗って、お客様の車を引き取りに向かいました。

 

会社に戻るなり早速、そのお客様の車の点検に入りました。

 

エンジンが掛からなくなる、というのは「3つの原因」があります。

 

①燃料が無い。もしくは、燃料がエンジンに届いていない。フューエルポンプの不具合。

 

②点火系の不具合。プラグから火花が飛んでいない。プラグ、プラグコード、もしくはコンピューター制御の不良。

 

③イグニッション系の不具合。セルモーターが回らない。セルモーターの不具合。接触不良。もしくは、バッテリーの不具合。

 

例外的に、これ以外の原因であることもたまにありますが、大抵はこの3つのどれかです。

 

しかし今回、このお客様の車のエンジンが掛からない理由は、上記のどれでもありませんでした、、。

 

私達には考えられない原因でした…。

 

直接の原因としては、

「エンジンが焼け付いた」事です。

 

では何故、「エンジンが焼け付いた」

のでしょうか??

 

なんと、「オイル交換を全くしていなかった」のです、、。

 

衝撃的でした、、!

 

このお客様の車のエンジンを下ろし、分解してみると、溜まっているはずのオイルはほとんど無い、、。

 

あとは、エンジンのヘッドカバーの裏側に、「岩のり」の様になったオイルの残骸が…。

 

しかも、焼け付いたのは、一番熱のこもりやすい2番ピストン。

 

驚いたのは、新車購入以来、一度もオイル交換をしたことがなかったそうです、、。

 

逆に、3年間出先で止まらずに、

ほぼ毎日車に乗ってこれた事が奇跡です…。

 

後日、お客様に来店して頂き、

お話しました。

 

それで分かった事は、車に興味の無い中年女性や、免許の無い男性方には、

 

ガソリンエンジンの車を維持するには、まず定期的なオイル交換が必要である」

 

という常識が全く無かった。

 

「えっ、オイルという物を交換しなくてはいけないのですか??」

 

これが、点検後、お客様に電話した時の第一声、、。

 

「納車時に、お客様のお車はターボ車になるので、オイル交換は3000km前後で行って下さいと、言いましたよね!?」

 

「ごめんなさい。ちょっとあんまり意味が分からなくて、、」

 

そうなんです!車に興味の無い方からすれば、これは意味の分からない事なんです!

 

小さい頃から、車やバイクの雑誌、記事を読み漁っていた私としては、何故オイル交換を知らないのか、到底理解出来ませんでした、、。

 

何故オイルって交換する必要があるの??

 

そして、「ターボ車」って何!?

 

お客様の頭の中には、こういった疑問点があったと思います。

 

大切な愛車の維持に関するセオリーなので、分からなければ聞いて欲しい。

 

そもそも、免許を取るときにも、

習ったはずです。

 

「人間に置き換えると、輸血が必要で、瀕死の状態にある人に、輸血をしなかったのと同じ事です」

 

私はお客様に言いました。

 

お客様は、顔面が蒼白になり、

初めて事の重大さに気付いたと

言われました、、。

 

私は、車の知識に疎いお客様には、

よく人間の体に例えて説明しました。

 

お客様は、大抵リアルな反応をされました。

 

後は、「ブレーキ整備の大切さ」について、このお客様にも念押しで説明しました。

 

ブレーキを踏んで、変な音が鳴ったり、あまりブレーキが効かなくなったと気付いたら、まず点検にご来店下さいと、、。

 

ブレーキが効かなくなれば、最悪お客様が

事故をするからです。

 

最悪、「人をはねる」からです、、!

 

年々ペーパードライバーが増えて、車の知識のある方がどんどん減りつつある現在、、

 

車という工業機械に乗る際に、

これだけは忘れないで下さい。

 

車とは、「人を殺せる」道具である、、!

 

車を利用する以上、運行前点検、日常点検を怠るなと、免許取得時にも習ったはずです。

 

1トン、2トン近くある鉄の塊を、

60~100km で人間が動かすのです。

 

人を殺そうと思えば殺せるのです。

 

日常点検を怠ると、思っていなくても、

人を轢き殺す可能性もある。

 

ご遺族に原因を問い詰められた時に、

 

「すいません。ブレーキが効きませんでした」

 

では、理由になりません。

 

人を殺す事は無いでしょうが、今回のこのお客様が、もし出先でエンジンが止まって、大渋滞を起こした時に、

 

「すいません。オイル交換を全くしていませんでした」

 

では、渋滞に巻き込まれた人々に弁解出来ません。

 

皆様、社会の一員として、車を公道で利用する時には、最低限の知識は持ちましょう。

 

本当に最悪の場合、知識が無かった為に事故を起こしてしまい、被害者の人生、また貴方自身の人生を変えてしまうかも、、。

「OEM 」って、どう思う!?

OEM」ってありますよね!?

 

提携しているメーカー通しが、

同じ車種を違う名前で販売する事です。

 

例えば、ダイハツ「タント」。

スバルなら、なんと「シフォン」、、。

 

ダイハツ「ムーヴ コンテ」。トヨタなら、

「ピクシス」。

 

ダイハツ「トール」は、トヨタなら「ルーミー」、スバルは、かつての復刻ネーム「ジャスティ」、!

 

例を挙げればきりがないですが、皆様は

昔からあるこの変な販売方法、

どう思いますか!?

 

私は正直、必要ないと思います。

 

お互いに提携する事情で、販売チャンネルを増やしたり、他のメーカーの車種を独自の名前を与えないと扱えなかったり、色々あると思います、、。

 

ですが、提携しているのであれば、

そのメーカーのオリジナルの車種を扱えば

良いのではないでしょうか?

 

車種を見れば、すぐどこのメーカーの車か

分かりますし、

 

他のメーカーで販売する場合に、

変な名前を付けて、そのメーカーのマークを

付けることがそんなに大事な事でしょうか?

 

私はどうも、「ニセモノ的な感じ」が、

拭えません、、。

 

街でスズキ「ソリオ」を見かけたと思ったら、三菱の「デリカD2」だったり、

 

ダイハツの「ハイゼット」だと思ったら、

スバルの「サンバー」だったり、

 

本当にややこしい、、。

 

しかも、私としては、

どうもこの「OEM 車」を選ぶ

勇気がない、、、

 

乗っておられる方には失礼ですが、、。

 

せっかく新車を買っても、

実は、本当は別のメーカーの

車種なんですとか、

このメーカーで注文したけど、

オリジナルの車種ではありませんとか、

 

人から指摘されると、面倒です、、。

 

特に、商用車はこのパターンが多い。

 

マツダの「ボンゴ」なんか、

どれだけのメーカーが扱って、いくつ違う名前があるのですか!?

 

あとは、日産の「ADバン」とか、、。

 

提携しているなら、そのメーカーの名前で、

そのメーカーのマークを付けて、

他のメーカーの販売営業所で売る事は

不可能ですか!?

 

他のメーカーの車種を並売するなら、

自身のメーカーのマークを付けて、

名前も独自の名前を付けなければならない。

 

昔から、メーカーの人間は

自身のメーカー名に固執しすぎなのでは

ありませんか??

 

何故ですか?

 

誰が決めたのですか??

 

結局売った後で、整備する場合は

元のメーカーから部品を頼まなければ

いけないのであれば、

 

「当社はスバルディーラーですけど、ダイハツの車種も取り扱っています」

 

という形での販売は無理なのでしょうか!?

 

最近では、ディーラーのショールーム

ど真ん中に、他のメーカーの

OEM車」が堂々と展示されているのを

よく見かけます、、。

 

そこで毎日それを見ながら販売している

営業マンの方はどう思うのだろう!?

 

けど、他のメーカーの車種であろうと、

やはり売れる車を一番に展示しなければ

ならないのでしょうか?

 

ちょっと寂しいですよね??

 

そこで働いている営業マンは

もっと寂しいと思います、、。

 

「売る為には何でもする」

 

大手国産メーカーでも、もうプライドも

誇りもない。

 

車に疎い人々には、分からないだろう、、

他のメーカーの車種を扱っていても。

 

やはり軽自動車が売れる時代なので、

もし、自身のメーカーの車種が売れなくても、OEMの軽自動車が売れればそれで良い。

 

遥か昭和の時代には、あまりこういった販売

方法は無かったはず、、。

 

自身のメーカーで、「兄弟車」というのが

よくあって、ベースは同じでも、デザインや

装備を変えてシリーズで販売していました。

 

まだ、この方が筋が通っているのでは??

 

「マークⅡ3兄弟」とか、「セドグロ兄弟」とか…。懐かしいなぁ~。

 

今は、トヨタや日産でも軽自動車を売る時代。スバルなんかは、かつての名車の名前を

OEM車に付けて販売する始末、、。

 

伝統もプライドもない…。節操が無い。

 

このままでは、日本車の魅力がどんどん

薄れていきませんか??

 

かつては、そのメーカー独自のテイストが

販売している車からにじみ出ていました。

 

トヨタ派、日産派、スバリストなんて

言葉も生まれました。

 

ずっと自身のメーカーの車種を乗り続けて

きたお客様に、他のメーカーのOEM車を

勧めるのですか!?

 

今はそういう時代なのでしょうか?

 

唯一こういった時代の風潮に反して、

気を吐いているのが、「ホンダ」です、、。

 

ホンダは、他のメーカーの車種を取り扱わない、他のメーカーにOEM車を提供しない、、

 

こうして立派に生き延びているメーカーも

あるじゃないですか!?

 

ホンダは、その代わりにバイク販売のシェアは今だにトップ!

 

その他、ロボット事業、農耕関係事業なんかもやっています。ついには、飛行機事業まで、、!

 

独自の事業展開を貫いていて、素晴らしい

ですよね?ホンダイズムでしょうか?

 

せっかく昭和の時代に、各メーカーが独自の

技術開発で、しのぎを削って沢山の良い車を販売してきたのに、

 

現代では、変な「横のつながり」に甘んじて、1つの車種を色々なメーカーで並売する

始末、、。

 

楽に販売できるでしょうが、その分莫大な経費もかからないでしょうが、

 

大手のメーカーが、そんなことでは

夢も未来もありません、、。

 

よくネットニュースでも見るのですが、

海外では見たことも無いような魅力的な

車を販売しているじゃないですか??

 

何故国内ではそんな魅力的な車を販売しない

のですか!?

 

売れないから!?

 

いや、「売る気がないから」でしょう。

 

国内のトップメーカーの皆様、

 

「ホンダイズム」を見習いましょう!

 

ここには、他のメーカーが忘れた大切な精神がまだある気がします。

 

日本で車が売れなくなったのは、

まず日本の車のトップメーカーに、

 

「情熱」が無くなったからでは、、!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが、メーカーの仕事!?

今回は私が職人として働いている

バスの会社のエピソードですが、、

 

「それが、メーカーの仕事!?」

 

と言いたくなる様な内容です、、。

 


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皆様は、このバスをご存じですか??

 

三菱のエアロミディMJと言います。

 

よくお近くで見かけると思います。

 

興味無いから、あまり見ていない、、!?

 

ごもっともです。普通は車好きでもあまり興味は無いと思います。

 

これは、三菱ふそうの観光バスで、小型なのにサロン室を備えたバスもある、小旅行や少人数での移動に重宝するバスです。

 

あとは、なんと言っても、「中型車枠」に収まるバスなのです。もちろん、車体は小さいですし、乗れる人数も少ないからですが、その分税金も安く、高速代も安い。つまり、維持費が安い!

 

今は新車で販売はされておらず、リコールがかかっている車両もあるのですが、それを直してまで観光バス会社が欲しがる貴重な車種です、、。

 

そして今回、得意先のバス会社が、この車種を2台連続で購入、2台ともリコールあり、しかも、車検も2台とも受けないといけない…。

 

そういう訳で、リコール作業の為にふそうディーラーに入庫後、今度は車検の為にいす@ディーラーに入庫しました。

 

忙しかったのか、それから約1カ月後、やっと車検に行った様子、、。その結果、、

 

「すいません、重量オーバーだと言われて、車検が通りません」

 

「どれだけの重量オーバーでしたか!?」

 

「350kgです、、。どうしたら良いですか?」

 

いやいや、それを考えて車検を通すのが仕事でしょ!?お客様からお金もらってるのに。

 

そこからバスに詳しい私達が車検対策をする事に、、。

 

しかし、何故今回車検で重量を量ったのか?

 

それは、このバスが「一時抹消車」だからです。

 

これは、一般の乗用車でも多いですが、中古車の売買を業者が扱う際に、次の買い手がいつ着くか分からない、4月を過ぎれば税金がかかるかもしれない、、。

 

こういった場合、大抵その車体を一度「抹消登録」するのです。

 

こうすれば、売った方は登録が抹消されているので税金がかからない。名義も抹消されている。また買った方も、次の買い手が着いた時に車検と名義を新たに起こせば良い。

 

業者同士の売買には、よくある手続きですね。

 

しかし、次にまた中古車を新規で車検を受け、登録する際に、抹消時の数値と余りにも違い過ぎて、車検が落ちる事も稀にあります、、。今回もそのパターン。

 

よく聞けば、そのディーラーから車検に行った担当者が、重くなったまま車検を通し、大型車の枠に変更されたそうです、、。

 

その大型車のナンバープレートを受け取って、、

 

「このバス、大型車のナンバープレートが付かないんですけど??」

 

と、車検場から言ってきた様子。

 

そりゃそうです。元々この車種は中型車枠。この小さな車体で大型車のバスになったら意味がありません。

 

そこで、まだ意味の分かるディーラーの上司がストップをかけた、、。

 

それで私達の所に、車検対策をしてくれと、

バスを持って来ました、、。

 

はぁ~、トラックのディーラーでも、これ程までにバスの事を知らないとは、、。

 

それから私達は、ありとあらゆる軽量化をしました。

 

回転シートの台座が重たいので外して、最後列の冷蔵庫も台ごと外して、天井のシャンデリアも外して。あとは、天井の棚も左右共に下ろしました。なんと、点検蓋の鉄板も抜きました。その他、天井の箱や、カーテンも全て外して、車検対策としての、軽量化をしました、、。

 

これでもダメなら、室内のボトルクーラーや、天井の液晶テレビまで外さないといけない、、。

 

まぁ、この現状で再度ディーラーに車検に行ってもらうと、なんとか合格したそうです。

 

軽量化成功!晴れて中型車枠のナンバープレートをもらえたそうです。

 

それでディーラーは、なんとそのままお客様の所にバスを納車しました、、。

 

はっ?軽量化したまま??

 

色々な物が外されて、車検対策したまま!?

 

本日、得意先のバス会社の社長が、そのバスに乗って来社されました、、。

 

呆れ顔で、「これ、元に戻してくれる?」

 

もちろんです。このままでは営業出来ません。

 

しかし、お粗末なディーラーの仕事。

これが、日本三大メーカーのディーラーの仕事とは、、。

 

言い方は悪いですが、普段あまりやらないバスの車検だからといって、いい加減すぎやしませんか??

 

よくある、日本の大手企業の対応かもしれません、、。

 

自分の専門外だから。担当ではないから。

 

もし専門機関があれば、そこに丸投げすればいい。あいつらがやるだろう。

 

言ってもこっちは日本の三大メーカーの1つ。仕事は山ほど来る。忙しいし、やってられない。

 

この傲慢さ、いい加減さに、一番迷惑するのはお客様。バスやトラックを維持する中小企業。

 

メーカーとして、お客様に寄り添う姿勢が全く無い。

 

いつから日本のトラックメーカー、ディーラーは、お客様に対して、こんな対応をする様になったのでしょうか??

 

 

 

 

続いて、「新型ジムニーシエラ」の総評

先日、「新型ジムニー」について記事を

書きましたが、

今回は、そのジムニーの普通車版、

「新型ジムニーシエラ

について総評したいと思います、、。

 

今回もまだ、実車に乗ってきた訳では

ありませんが、

ジムニー専門店の人間として、

「SJ10」以外の歴代ジムニーを乗り換えてきた人間として、

今回の「新型ジムニーシエラ」について

語りたいと思います。

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まずは表紙から、2~3ページまで。

 

良いですね~。

壮大なロケ地でのイメージカット!

もしかしたら、CGかも知れませんが、

ジムニー」のイメージを損なわない、

良いカットですね。

 

ここが、先代の、20年前の「新型ジムニー」では、「恐竜の頭の上に織田裕二」でしたから、、。(過去の記事を参照下さい)

 

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今回のジムニーで、やはりこれが復活したのは大きい!現代において、「機械式の副変速機」、トランスファーですよ!

 

現実にオフロードに分け入るジムニーとしては、賢明な選択だったでしょう。なんせ、水没しても「四駆のロー」に変速出来る!信頼性もある!そんな極限まで考えた車種が他にありますか?

 

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この足回りを貫いてくれたのも嬉しい!

なんと、「Jeepラングラー」や「ランドローバーディフェンダー」と同じ足回りです。

 

車体がオフロードで先へ進める、これ以上無い伝統の機構です!世界的に見ても、こんな足回りの車が如何に少ないか、お分かりですか?ランボルギーニジャガーまでもが現在はSUVを新車販売していますが、こんな足回りではない!オフロードにも行けない!

 

私から言わせれば、「超高額な偽物オフロード車」なのです、、。

 

単なるブームです。今やアクアにも「オフロードルック」な車種が存在します。伝統を貫いてきたジムニーがどれだけ本物で、価値があるか、皆様はお分かりですよね!?


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ここは先代から変わらずの数値ですね。

ただ、この車体であるからこそ、本気でオフロードに入れるのです。


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はい、「新型ジムニーシエラ」にも採用されました、今回新開発の「オフロードの武器」ですね。

 

驚きなのは、こんな「オフロードの武器」が新車から搭載されているのが、今回が初めてです、、!

 

先代までのジムニーには、オプションとして「LSD」があっただけです。それ以外の機構は今回から新開発。スズキが今回発表の新型ジムニーにどれだけ力を注いでいるのかが分かります。


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この「新型ジムニーシエラ」に関しては、エンジンが新設計なのです!燃費は今日の車からすると、イマイチですが、、。

 

けど、馬力は100ps以上!トルクも13.3kg もあり、オフロードでは軽自動車のジムニーのエンジンより、遥かに扱いやすいでしょう。

 

これだけ下からトルクが出るエンジンだと、ATの方がオフロードを走りやすいかも知れません。ゆっくりとデコボコを乗り越え、ハンドル操作に集中出来そうです、、。ターボ車である軽自動車版のジムニーには出来ない走りを期待します。

 

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室内のデザイン、大きさに関しては、軽自動車版のジムニーと全く同じ、、。ここは、昔からシエラ特有のデメリットですね~。

 

今回も普通車版のジムニーを出すなら、せめて室内もその分広く、デザインも少し変更して欲しかった、、。

 

ネットで騒がれている様な、「5ドア版のジムニーシエラ」、を期待します。

 

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今の時代の必要悪、、。ジムニーにまでこんな安全装備が必要なのか?

 

もちろん、全て選択して外す事も出来るのでしょうが、歴代のジムニーを乗り換えてきた人間としては、こんな余計な装備は要りません。


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この「新型ジムニーシエラ」は、2つのグレードが用意されていますが、何故こんなに値段が高いの!?安全装備のせいか!?


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今回は特に、色、デザインにはこだわったということでしょう。ジムニーである以上、ここは重要です。

 

先代のジムニーは、ここに力が足りなかった様子。結果、デザインや色に関しては、酷評されました、、。


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辛口にはなりますが、純正のオプションパーツはダサくて良かった。ちゃんと全国の歴史あるジムニーショップの居場所を残しています、、。

 

この場所で、全国のジムニーショップがしのぎを削る訳です。今後、新型ジムニーに対して、どんなオプションパーツを開発してくるのか?楽しみですよね!?

 

以上で、「新型ジムニーシエラ」の総評を終えたいと思います。カタログですが、、。

 

個人的には、軽自動車より、この普通車版の「ジムニーシエラ」の方が欲しいですね。ゆっくりと足の動きを確かめながら、オフロードでの性能の高さを堪能したい物です。

 

まだまだ納車待ちの状態で、車両価格も高いので、とてもオフロードへ持ち込むなどとは考えられません、、。数年経って、中古車が出てくるのを待ちたいと思います、、。

 

時よ経て!そして、出てこい中古車!!

「主役がお客様ではない??」

私が昔勤めていたカーショップは、

 

「売上至上主義」で、

 

なんせ毎日毎日、社長が車を売れ、車を売れとうるさかったのです。

 

私は、お客様を見る主義でした。

 

商談が進み、車が売れそうな雰囲気に

なっても、

 

「このお客さんは、まだこの車を買える段階にないな」

 

そう感じると、商談をだんだんと

はぐらかし、お客様を帰していました。

 

商談ルームは、カーショップの2階にあり、

監視カメラで撮影されていました。

 

もちろん、カメラでの映像は、

社長室に中継で映し出されます。

 

これが当時、私は本当に嫌で、

監視されながら商談するのは、

ストレスの溜まる仕事でした、、。

 

ここでも私は、お客様を商談しながら

よく観察し、

 

今後とも長くお付き合い出来そうな

顧客になりえるか、

もう買える段階になっているかを

判断しておりました。

 

マーケティングの観念からいっても、

これは至極当然な行動です。

 

ここで私が判断して、お客様を商談ルーム

から帰すと、決まって社長室に呼び出し

されます、、。

 

「何故お客さんを帰した!?」

 

「お客さんが家族に黙って、衝動買いしそうだったからです。今商談しているのはアメ車ですから、家族に相談して、金額的にも問題無ければまた店にお越し下さいと帰しました」

 

「アホか!客を一回帰したらもう戻ってけーへんで!」

 

「でも、お客さんは二十歳前後の若い男の子ですし。まだ学生でローンも組めませんし。親御さんから資金が調達出来るかの相談が必要でしょう!?」

 

「お前ホンマにアホやな!商談ルームから電話で聞かしたらエエやろ!俺らの仕事はなんや!車を売ることや!車を売らな、店も維持出来へん!お前らの給料も出ーへん!」

 

社長と店長の二人に挟まれての、説教です。

 

あなたは、どう思いますか?

 

店を維持する為、毎月社員に給料を払う為に、どんな状況であれ、お客様に無理矢理車を売ることが正しいと思いますか?

 

今後の店の運営の事を考えて、

お客様を最適な準備とタイミングに導き、

ベストな商談をする方が正しいと思いますか?

 

マーケティングの観念からすると、

正解は後者です。

 

如何に良い顧客になってもらうか?

 

また、良い顧客になれば、

そのお客様と如何に長く良い関係を

続けられるか?

 

ここが商売の「肝」です。

 

でも、実際は、そんなキレイ事を言ってられない、、

 

毎日毎日、経費を垂れ流して、

店を開けているので、

 

ちょっとでも売れそうなお客さんがいれば、

とにかく売らないと始まらない、!

 

売らないと、今後顧客にもなってもらえない。

 

十分なアフターサービスも提供出来ない!

 

そういった考えもあると思います。

 

というか、そういった思考のカーショップが、今まで大半だったのでは!?

 

ですから、ちょっとでも店の前でお客さんが車を見れば、

 

店の車をお客さんが見に来れば、、

 

とにもかくにも車を売ってきたのでは

ありませんか??

 

お客様が若過ぎようと、車庫に車が入らなかろうと、家族に反対されようと、、。

 

お客様は背中を押して欲しがっている、!

 

その背中を押して、車を売ってあげる事が

我々の使命である。それが、正義である。

 

こんな思考のカーショップが、

今まで多すぎたのです。

 

もちろん、場合によっては、こんな状況の

お客様もいます。こういった場合の商談も

あります。

 

その時は、無理にでも私は車を売ってきました。

 

何故か?それはどんな場合か?

 

それは、そのお客様が素晴らしい方で、

是非ともうちの顧客になって頂きたい!

 

商談していて、そう思えるお客様だった場合

のみです。

 

必死になってそんなお客様を説得して、

商談を進めて、車を売り切った時、

監視カメラで見ていた社長は、

 

「よく売り切ったな~!良い商談だった!」

 

褒めてくれました。絶賛です!

 

ただ、社長は、

車を売ったらどんな商談でも褒めて

くれました。

 

車が売れなかったら、どんな商談でも

社長室に呼び出して説教しました。

 

「売上至上主義」だからです、、。

 

車が売れれば正しい!売れないのは

間違っている!

 

主要幹線沿いの、家賃の高い場所で

カーショップを展開し、

魅力的な中古車を並べている!

 

毎月高い掲載料を払い、雑誌にも

広告を出している!

 

銀行に借金までして、良い車を

仕入れている!

 

車が売れなければ、売れるまで無休で

店を開けている!

 

日展示車両を磨いてピカピカにしている!

 

ここまでしているのに、車が売れないのは

おかしい!お前らの営業力が無いのだ!

 

俺ならお前らの3倍は車を売る!

 

毎日、毎日社長からこんな言葉を浴びせられ

ました、、。

 

ある意味、一理あります、、。

 

カーショップは、車を売る所。

 

そこに車を見に来たという事は、お客さんは

車を買う意志があるという事。

 

そこでお客さんと商談をし、

どの車かを選び、または導き、

車を売る事が営業の仕事。

 

営業であれば、当然、ノルマもあれば、

目標の売上額も持たされる。

 

これを日々こなしていく事が、仕事をする

ということ。店舗を維持する事。

会社を運営していくという事。

 

このような理念が、昔から

我々の車業界には

根強く蔓延っています、、。

 

ここで大きな疑問があります。

 

車を見に来たお客様の意思は??

 

車を買うかどうかを決めるお客様の意思は!?

 

買った車と毎日生活していくお客様の未来は?

 

そうです。

この理念が抱える一番の問題点は、

 

「主役がお客様ではない」

 

ということ。

 

我々車業界に限らず、

どんな会社にも、どんな業界にも、

営業にはノルマや売上目標額が持たされます。

 

まだお客様にも売っていないのに、

まだ月が始まったばかりなのに、、。

 

これをこなす事が、その会社で仕事をすると

いう事。社員であるという事なのです。

 

昭和から続くこういった理念、

もう止めにしませんか?

 

だからどんなお客さんであろうが、

ノルマをこなす為に、

必死で売り込んで来るのです、、。

 

だから客が離れる。車が売れない。

 

昭和から続く、今まで販売手法が

もう通用しなくなっているのです。

 

もちろんこれからも、

売ることは大切です。

売らなければ、会社が続かない。

給料も出ない。生きていけない。

 

私が当ブログで何回も言っているのは、

 

「売り方を変えていこう」

 

という事です。

 

初対面から何時間もかけて、売り込む事は

止めましょう。

 

これは、初めて女性に会って、いきなり

 

「結婚して下さい」

 

としつこく言い続けているのと同じ。

 

こんな手法がいつまでも通用する訳がない。

 

私が敢えてお客さんを帰していたのは、

当時のカーショップの社長に、

マーケティングの概念を

分かって欲しかった為です。

 

けど、そんな概念がひとかけらもない

我々車業界の人間には、

まだ理解してもらえなかった。

 

我々車業界に、この概念が

いつになったら浸透するのでしょうか??